土脈漆継ぎ教室 2024年下半期クラス
jokogumoのギャラリー、ワークショップスペースの土脈、こちらの漆継ぎ教室の下半期クラスの募集が始まりました。2020年から3年間休んでいた県外での漆継ぎ教室、体調を崩して岩手にこもりきりの状態からまずは気心知れたjokogumoさんでゆっくりと2023年より再開しました。そこから数えると4期目です。土脈はjokogumoから歩いて1分、おなじみフラスコの2階です。広くてとても気持ち良いスペース。
私の出張教室は基本の考え方は始めてからずっと同じ。家で使ってる器のちょっとした直しを自分でできるようになるのが目標です。いつの間にか出来てしまった小さな欠け、捨てるほどじゃないけど使うとき目に入るとテンション下がる、そういうものを直せるようになる。漆というと職人とか伝統工芸とか漆かぶれとか何だかハードルがあって(漆継ぎの作業でかぶれはほぼ起きません)、自宅で出来るのか?漆の作業をする準備大変そうと思われるかもしれません。でも取れたボタンをお裁縫箱出してきて、ささっと付け直すくらいくらいのイメージです。半年通ってマスターしましょう。
土脈のクラスの特徴は拭き漆もやること。漆継ぎの材料である生漆、なかなか使い切るのが大変。だったら一番身近な漆塗りである拭き漆もやってみようと昨年から組み込んでいます。拭き漆は丁寧にすればプロに負けない仕上がりになります。家で使っている拭き漆のお箸やスプーンのリペアが出来るようになるのはきっと楽しい。
土脈ではこの基礎クラスを終わった人向けのクラスもあります。もっと続けてみたい、もう少し難しいものにも取り組んでみたいという方がいらしています。
詳しくはこちらを。
橙灯漆継ぎ教室 5月期のお知らせ
東京神奈川各所の漆継ぎ教室、以前と違いスタート時期は様々です。今月は横浜青葉台の橙灯のクラスが始まります。橙灯のクラスはお店の定休日の夜間にやっています。基本的に私の出張講座はどの場所で受講しても内容は同じなので、皆さんご自宅や職場の近くを選んだり、通いやすい曜日や時間帯、そして好きなお店ということで受講する場所を決めていると思います。もしいつか始めたい、どこにしようかなと今迷っている方、橙灯ははおやつがとびきり美味しいですよ。橙灯の坂崎さんの作るおやつはとにかく美味しい。栗のバトーバスクからあんみつまで、様々なジャンルの美味しいおやつなのです。作業が終わったあと漆のものは片付けて、その日のおさらいをしながらのおやつタイムは至福。
私がおやつ好きだから、どの教室にもおやつが付いているんでしょ?と良く言われますが、確かにそうだけどそれだけじゃなくちゃんと理由があります。初めての漆の作業で緊張していて、講座の最中はとにかく「これをこうして」と言われたことを夢中でやる、あっという間に終わってしまって、分からないことも分からない。でもそのあと一息入れて話をする時間があると、そういえばあの作業の意味は?とか、この作業が難しかったなど、段々と話が出来る。そのための時間なのです。あと美味しいもの食べるとリラックスします。
橙灯は青葉台駅から徒歩4、5分。駅から近いのは漆継ぎの道具類を持って歩くのですから有難いポイント。お住まいの場所によっては行ったことなくて青葉台って遠い?と思われるかもしれないけど、田園都市線でいろんなところからアクセスが良いです。
お知らせが間際になってしまいましたが、残席一席です。
●月曜日18:30〜20:30+お茶の時間
2024年5月13日、6月10日、7月8日、8月5日、9月9日(予備日)、10月7日。
*予備日は悪天候、講師都合などによる休講の場合に使います。予定を空けておいてくださいね。 喫茶橙灯
岩手県公会堂 漆継ぎ講座短期集中クラス
短期間で集中的に漆継ぎをやってみたいという方向けのクラスです。盛岡では久しぶりの開講となります。漆は反復の作業が多いため、講座ではポイントとなる作業を一緒に進め、反復の作業を宿題としてご自宅で進めていただきます。宿題は難しくありません。オリジナルのテキストとおさらいのメールでしっかりサポートします。このクラスでは漆継ぎの基礎を学びます。普段使っている器がほんの僅か欠けていて使うたびに気になる、そういうものを手軽に直せるようになるのが目標です。お裁縫でいうととれたボタンを付け直すくらいのこと。
全5回のクラスで、5回とも出席できる方のみお申し込みいただけます。
2月27日
3月5日
3月19日
4月9日
4月23日
場所 岩手県公会堂
時間 10:00~12:00
※最終日4月23日のみ9:30〜12:30
受講料27500円(全5回)
テキスト1650円 材料用具代11000円
直せる器
陶器、磁器(漆器、ガラスは直せません)
欠けた器3点 欠けの大きさは5ミリ角、深さ3ミリまで
割れた器1点 最大4パーツまで 直径20センチ程度までの大きさの器
※欠けのある器は一つの器に3箇所以上欠けがある場合、2点とカウントします
お申し込みお問い合わせはメールフォームからお願いします。
レギュラーの公会堂漆継ぎ教室についてはこちらを。
岩手県公会堂 漆継ぎ講座
月2回隔週火曜日 13:00~15:00
受講料 1回3900円、または回数券(11000円/3回分)
冬期間冬期間(10月26日〜4月20日)は暖房費として+200円/1回
2月13日 27日
3月5日 19日
4月9日 23日
(5月以降日程調整中)
※日程に変更のある場合は1ヶ月前までにお知らせ致します。
※受講のご予約が2名以下の場合は開講しません。その場合は7日前までにご連絡致します。
岩手県公会堂の教室は直したい器をお持ちいただき、それぞれがご自身のペースで作業します。
基本的に材料用具はこちらでご用意します。
公会堂のこのクラスは都合の良い日を予約し、受講するスタイルです。
作業内容にもよりますが、だいたい1クラス5、6名までで13:00~15:00です。
ご予約は先着順となっています。
ご予約が多い場合は時間帯をずらしてご案内する場合もございます。
(15:00~17:00)
また仕上げ作業の方が多い日は、通常作業の方は14:00〜のご案内になります。
毎回次回のご予約をしていただき、その際に次回分の受講料を頂戴します。
ですので初回は当日分と次回分の2回分の受講料が必要となります。
キャンセルは開講日の7日前までにお願いします。
それ以降のキャンセルの場合、恐れ入りますがお席の確保代としてキャンセル料が1500円かかります。
また仕上げの作業は1時間長くかかるため、1回4400円です。(回数券ご利用の場合、プラス500円)
器は欠けた器4、5点、割れた器1、2点が同時に直せます。
みなさん1回の作業時間が1時間半から2時間です。
漆の作業は1度に多くは進められないため、できれば複数の器をお持ちください。
みなさんだいたい5、6点同時進行されています。5ミリ角の浅い小さな欠けだと6回程度で完成します。
初めての場合は3、4点から始めると良いかと思います。
作業に慣れてきたら、道具を揃えてご自宅である程度進めるのも。
漆継ぎキットは11000円、テキストは1650円です。
道具を揃えている方(ご自宅でも作業されている方)は大体2割くらいです。
それ以外の方は講座にいらした時、その場でのみ作業を進めています。
ペースはゆっくりになりますが、ご自宅で漆を扱うのはちょっと難しいという場合はこちらがお勧めです。
お申し込みは問い合わせメールフォームからお願いします。
漆継ぎ教室2024年上半期クラスの募集
1月から始まる東京の漆継ぎ教室はjokogumoとkasiの2箇所です。
私の東京・神奈川でやっている漆継ぎ教室は全5回(毎月1回です)、要所要所の工程を教室で対面で作業して、反復の工程は宿題としてご自宅で進めていただきます。ちょっと欠けてしまった器、捨てるほどじゃないけど使うたびに侘しい気持ちになる、そういう器を直せるようになるのが目標です。漆を扱うというと大層なことに思えるかもしれないけど、漆継ぎの作業は一番手軽な漆なんじゃないかと思います。取れたボタンをささっと付け直す、穴の開いた靴下を繕う、そのくらい身近なものに出来ます。宿題は無理なく出来るようサポートしますから大丈夫。半年間楽しく漆で遊ぼうという気持ちでどうぞ。
一つ目はjokogumo(よこぐも)。神楽坂のお店です。教室は店舗から歩いて2分ほどの土脈というスペースで行います。広々として気持ちの良い場所です。神楽坂周辺は美味しいものが食べられたり買い物をするのにも楽しい街。私はjokogumoクラスの日は寄ろうというお気に入りのお店が幾つかあります。jokogumoのクラスは拭き漆にも取り組みます。漆継ぎのとき使う生漆、使い切らない方が多くもったいない、ならば拭き漆をやってみようよということでjokogumoでは今年から漆継ぎの講座に組み込んでいます。家で使っている拭き漆のものがくたびれてきたとき、自分で簡単にリペア出来るようになりますよ。
二つ目はkasi。kasiはデザイナーの千葉佳子さんの事務所です。池尻大橋駅から徒歩2分、夜間のクラスです。昼間は時間取れなくてという方はこちらへどうぞ。千葉さんは盛岡出身の方で以前jokogumoの漆継ぎ教室に通っていました。私の教室のOBですね。そしてこのサイトをデザインしてくれた方です。作業後にはおさらいをしながら簡単なお茶の時間があります。食いしんぼうの私と千葉さんで選んだ小さなおやつをお楽しみに。そしてkasiだけの特典、このイラストの入った道具袋が付きます。(材料用具セットをご購入の場合です)
教室詳細についてはそれぞれ画像をクリックしてくださいね。